大会2日目、今日は幾分気温が下がって体育館もやや涼しい中、決勝をかけて「姫路」様との対戦でした。
「姫路」様には、オニツカ招待で対戦して接戦で勝っていますが、昨年のこの大会の優勝メンバーのセンターとガードが残り、高さ・速さ・厳しいディフェンスの3拍子揃った優勝候補です。
高さでは負けないですが、その他は大きく劣っているイーグルスが勝てる部分はチームワークしかありません。
この試合も取られたら取り返す接戦のまま4Qまでほぼ互角。子供達の集中力と体を張ったディフェンスで予想以上に善戦する中、4Q終盤にうちの4番5番の2メンゲームで効果的に得点を重ね、相手のスクリーンにプレッシャーをかけてミスを誘ったことが勝利に繋がり、ついに決勝進出です!
一方、エンジェルスは、「春日」様に攻守で圧倒して後半は得点させず、完勝で決勝進出です。
なんと!男女で決勝進出です!!
有り得ないことが起こってしまいました!
応援に駆けつけてくれた多くの卒団生や保護者の喜びようは物凄いです!
先に女子決勝戦が行われました。
相手は「園田」様。体格はほぼ互角。この試合は暑さのせいか全体に動きが鈍く、ディフェンスが動かず失点されるシーンが何度もありましたが、オフェンスで頑張って前半は互角の展開でしたが、3Qに連続得点で10点差をつけて4Qを迎えました。
ところがまたまたディフェンスの動きが止まってしまい、最後は追いつかれてしまいます。それでも執念でフリースローを入れて1点リード、残り2秒の相手のフリースローが外れたのを抑えてタイムアップ!!
本当に苦しい試合でしたがついに初優勝を果たすことができました。コーチも子供も応援席も涙と歓声に包まれました。
その姿を見て、「次は男子だ!」と意気込んで決勝戦に臨みました。
相手は「柏原」様。オニツカ招待の初戦で惜敗している相手です。スピードとシュート力が抜群の素晴らしいチームです。
作戦はありません。自分たちが悔いを残さないプレーをしようと言って送り出しました。
試合は先手を取られて一方的になるのかと思いましたが、センターの頑張りですぐに追いつき前半はロースコアーながら3点リードで前半を折り返し、後半も一進一退の緊迫した展開が続きます。
残り38秒で3点リード、タイムアウトを取ってゲームの終わり方を指示して送り出した直後、相手エースの4番が大人のような素晴らしいフォームからのロングシュートを決めて1点差。ボールをキープすれば勝てると思った残り14秒、5番がパスミス。相手の速攻を必死で防ごうとしましたが、相手が苦しみながら放ったシュートがリングに吸い込まれた瞬間、終了のブザーが鳴って掴みかけた優勝がこぼれ落ちてしまいました。
ミスをした5番だけのせいではありません。ここまで来られたのはチームワークの力です。失敗もチームの責任です。
これがバスケットの厳しさであり面白さです。
私は子供達にいつも言うことがあります。「バスケは、時間と戦い、相手と戦い、そして自分と戦うスポーツだ」「だから見て感じて、瞬間で判断して、素早く行動することが一番大切だ」と何度も繰り返してきました。
5分間4回の20分が残りゼロになった時に相手より1点でも多い方が勝利者であることを子供達は身を持って知ることができましたが、その代償は物凄く大きなものになりました。
でも、快挙です。創立20周年の年に「女子優勝!!」「男子準優勝!!」こんなことを誰が予想したでしょう。頑張ってくれた子供たちが誇らしいです。
そして、この1ヶ月間、県大会予選、夏期合宿、初めて主催したカップ戦、茨木市での練習試合と、厳しい暑さの中を子供達のためにサポートし、応援し、カップ戦では慣れない大会運営に走り回ってくれたお父さん、お母さんに心から感謝です。
今年度の活動はまだまだ続きます。ちょっとだけ休憩してまた再スタートです。
これからも宜しくお願いいたします。